どうも、フクウラです。
先日半袖Tシャツの記事を上げたばかりですが、私は基本的に夏でも長袖派です。
そんな私にぴったりなアイテムを、少し前に古着で見つけました。
今回ご紹介するのは……
- 長袖だけど涼しく快適
- 取り入れやすいミリタリー古着
このような一着となっております。
1970年代 ロシア軍(ソ連軍)スリーピングシャツ
今回ご紹介するのは 1970年代 ロシア軍(ソ連軍)スリーピングシャツ です。
通販でデッドストックのものを約8,000円で購入しました。
![ソ連軍のスリーピングシャツ](https://fukuurablog.com/wp-content/uploads/2021/08/IMG_1432-768x1024.jpeg)
スリーピングシャツはその名の通り「寝間着」です。
兵士たちが寝るときに用いられていました。
また、就寝時だけでなくアンダーウェア(下着)としての役割もあったようです。
![](https://fukuurablog.com/wp-content/plugins/pochipp/assets/img/pochipp-logo-t1.png)
夏用と冬用
私が今回購入したのは、夏用のスリーピングシャツ。
特徴は以下の通りです。
【夏用の特徴】
・薄手のコットンを使用
・Vのヘンリーネック
(ボタンなしのVネックもある)
このように、夏場に快適に着用できる仕様になっています。
ちなみに冬用というのもありまして……
【冬用の特徴】
・丸首のヘンリーネック
・やや厚手のコットン生地
・裏側が起毛(ピーチスキン)
これらが冬用の特徴です。
夏用はかなり薄いので着れる時期が短いのですが、冬用は通年着用できます。
ただし、夏に着るには少し暑いかもしれません。
サイズの見分け方
シャツの後ろ身頃の裾付近にステンシルが押されているので、それを見てサイズを判別することができます。
![シャツの後ろ身頃](https://fukuurablog.com/wp-content/uploads/2021/08/IMG_1436-1-768x1024.jpeg)
ステンシルが押されていないものもあるようです。
消えかかっていますが、四角い枠の中央にうっすらと「50-2」と書かれています。
![シャツに押されたステンシル](https://fukuurablog.com/wp-content/uploads/2021/08/IMG_1437-2-1-1024x529.jpeg)
「50」というのがサイズ、「2」というのは身長を表しているそう。
サイズの後に付いている数字が大きいほど、着丈は長くなるようです。
サイズは46・50・54の3サイズあります。
お気に入りポイント
Vのヘンリーネック
![シャツの首元](https://fukuurablog.com/wp-content/uploads/2021/08/IMG_1460-edited-scaled.jpeg)
私が気に入っているのが、Vのヘンリーネックであること。
現行の商品ではなかなかこの形は見かけません。
実際に着用してみると、首が開いているので通気性が良く、Tシャツよりも涼しく感じます。
薄手の生地
![シャツの生地感](https://fukuurablog.com/wp-content/uploads/2021/08/IMG_1462-edited-scaled.jpeg)
織りが粗めの薄手のコットン生地は通気性抜群。
表面はぷつぷつとしており、リネンのような見た目をしています。
寝間着や下着の役割を果たしていただけあって着心地もよく、夏場には最適です。
サイズ感とシルエット
着てみました!
身長168㎝体重63㎏の私が、サイズ50-2を着用するとこのような感じに。
![シャツの着用イメージ](https://fukuurablog.com/wp-content/uploads/2021/08/名称未設定のデザイン-20-876x1024.png)
サイズ50-2 着用
肩は少し落ち、袖は9分丈くらい。
身幅広めのボックスシルエットです。
![シャツの身幅](https://fukuurablog.com/wp-content/uploads/2021/08/IMG_1477-1-839x1024.jpeg)
洗濯後のサイズの変化
洗濯前のサイズは以下の通りです。
サイズ | 肩幅 | 身幅 | 着丈 | 袖丈 |
50-2 | 46 | 60 | 74 | 53 |
着用後に洗濯してみましたが、縮みはほとんどありませんでした。
手洗いしたときもほとんど汚れがなかったので、恐らく販売前に洗いをかけたのだと思います。
未洗いの場合、縮むことがあります。
縮みが気になる方は、あらかじめ洗いをかけてあるお店で購入することをおすすめします。
気になる点
ここからは、私がスリーピングシャツを実際に手にして気になったことをお伝えします。
先に言っておくと、品質を気にされる方にはあまりおすすめできません。
売るために作られたものではないので、致し方ない部分もあります。
それも含めて楽しむのが「古着」だと思っています。
粗野な生地感
薄手で気に入っているとは言いましたが、生地そのものの質は正直良くないです。
生地がスカスカで頼りない印象を受けます。
ただ、スカスカな生地が通気性というメリットをもたらしています。
甘すぎる縫製
縫製の処理が甘く、糸がほつれています。
その数、なんと20か所以上。
所々縫えていない部分もあり、日本人の感覚なら一発アウトです。
ネック部分はボタンの糸がほつれています。
また、なぜかボタンホール同士で糸が繋がってしまっています。
![](https://fukuurablog.com/wp-content/uploads/2021/08/IMG_1472-1024x622.jpeg)
布端の処理が雑なのがよくわかります。
糸もぴろっぴろです。ぴろっぴろ。
![](https://fukuurablog.com/wp-content/uploads/2021/08/IMG_1468-1024x570.jpeg)
![](https://fukuurablog.com/wp-content/uploads/2021/08/IMG_1471-2-1024x478.jpeg)
結果、たくさん切ることに。
![](https://fukuurablog.com/wp-content/uploads/2021/08/IMG_1473-1024x436.jpeg)
通販で買うとこうなる可能性があります。
皆さんは十分に気を付けてください。
購入する際の注意点
古着を購入する際は「状態の確認」が大切です。
デッドストックの商品は未使用品ではありますが、必ずしも綺麗な商品とは限りません。
どんな環境下で保管されていたかはわかりませんし、日焼けや汚れが付いていることもあります。
できる限り自分の目で実物を確認し、納得したうえで購入するようにしてください。
でないと、私のように糸がほつれまくりの商品が届くこともあります。
古着のネット購入はあまりおすすめできません。
少しでも気になる点があるなら、お店に問い合わせてみましょう。
スリーピングシャツの着こなし
白Tシャツのように気軽に使える一着です。
あまり気にせずに、好きなものと合わせてみてください。
参考程度に、2つのコーディネートをご紹介します。
ベイカーパンツを使ったコーディネート
![](https://fukuurablog.com/wp-content/uploads/2021/08/10-1024x819.png)
ビームスプラスのベイカーパンツを使ってコーディネートをしました。
ミリタリーアイテム同士なので、相性は抜群です。
足元もジャーマントレーナーを合わせることで、「全身ミリタリー」にしてみました。
![](https://fukuurablog.com/wp-content/uploads/2021/07/IMG_0936-300x225.jpeg)
ショートパンツを使ったコーディネート
![](https://fukuurablog.com/wp-content/uploads/2021/08/11-1024x819.png)
パタゴニアの名作「バギーズ・ロング」を使ってコーディネートしました。
ショートパンツを使い、足元もサンダルにすることで、かなり夏らしい雰囲気になります。
![](https://fukuurablog.com/wp-content/uploads/2021/08/IMG_1358-300x225.jpeg)
パタゴニアのパンツは以前グレーをご紹介しましたが、気に入りすぎてブラックも追加購入。
使い勝手が良く、おすすめです!
まとめ
今回は ロシア軍(ソ連軍)のスリーピングシャツ(夏用)をご紹介しました。
このような方には非常におすすめできる1着です。
古着には、歴史や雰囲気といった新品では得られない魅力があります。
好き嫌いはあると思いますが、ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか!
![](https://fukuurablog.com/wp-content/plugins/pochipp/assets/img/pochipp-logo-t1.png)